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MMORPG「Ragnarok Online」の小話集、第二弾。
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バイラン島での「出会い」から一夜明けたその日、ギルドに舞い込んだ騎士団直々の依頼「ピラミッド掃討作戦の露払い」。
しかも依頼にやってきた女聖騎士とは因縁浅からぬ仲で、受ける受けない以前に険悪ムード。
更に追い打ちをかけるようなジョバンニの、ギルド一時脱退宣言。
フェイヨンから来た三人を助っ人に加え、ギルドマスター代行に就任した「僕」はピラミッドへ向かうが――
回り始めた運命の輪は「僕」を導くのか、それとも押し流すのか。
著者、戸部啓。
モロクの豪商スペサルティンの家に捕縛された魔導士ウィルアと、必死の思いで逃げ出した僧兵イフェル。
イフェルはギルドの面々にこれを伝えるためカプラ社へと向かうが、体力も魔力も残り少ない。
追手から逃げながらも、ウィルアのことが気がかりで仕方がなかった。
冬の夜、寒さに耐えながらも知恵を廻らせて彼女の異変を突き止めようと試みるが、それは隙を生んだ。
一本の矢が刺さり苦痛の余りそのままイフェルは昏倒してしまう。
だが、追手たちがイフェルを発見した瞬間そこに意外な助っ人が現れる。
著者、大臣。RAG-FES5とWeb上で公開した砂塵のラプソディがここに完結する。